カンムシ・睡眠症状全てに有意な改善がみられました!
第68回日本東洋医学会学術総会にて、今年度も当院院長の中村が発表をしてきました。
今回は、2013年2月〜2016年10月の間に当院に来院した132名の小児患者様のうち、カンムシ・睡眠症状を有する56名について小児鍼の効果を検討しました。
当院の調査では、来院時の主訴の中で『睡眠症状』が33.9%と最も多く、次いでカンムシ23.2%、アレルギー14.3%という結果になりました。
睡眠症状とカンムシで悩まれている子が、多いことがわかります!
治療を受ける前に比べ、カンムシ・睡眠症状すべてにおいて有意な改善がみられました。
項目 | 全体 | キーキー声を出す | 叩く・噛みつく | イライラ | 物を投げる | 自傷行為 |
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カンムシ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
項目 | 全体 | 夜泣き | 寝付き | 途中覚醒 |
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睡眠症状 | ○ | ○ | ○ | ○ |
治療満足度も、82.1%と高いです!!
今回の調査の結果、小児鍼によりカンムシ・睡眠症状の気になる程度とカンムシ小項目(キーキーを出す、叩く・噛み付く、イライラ等)、睡眠症状(夜泣き、寝付き、途中覚醒)は、4回の施術で有意に改善しました!また、保護者の満足度も高いことがわかりました!
今後は、これらのデータを小児はりの啓発に活用していき、小児鍼の効果をたくさんの方に知っていただけるように精進して参ります。