昨年より顔面神経麻痺を発症し、1週間の入院をされた患者様。
手術を勧められるが、保存療法を希望されたため、インターネット
検索により、当院に来院された。
麻痺側のまぶたの痙攣を非常に気にされており、この痙攣のために
毎日心穏やかには過ごせないご様子であった。
そこで、初回の治療は目もとを中心に、特に痙攣を止めるように
行ったところ、2回目の治療開始時の問診では、
「痙攣がほとんどなくなった」と喜んでいただけた。
ご本人も、長らく悩んでいた症状がたった一回で軽減されたことに
大変驚いておられた様子で、
「この分なら、他の症状も完全に治るような気がする。」とますます治療に
意欲的になられたようであった。
基礎疾患として糖尿病をお持ちであったが、糖尿病は末梢神経に影響を及ぼすことが
多いため、今後の治療も、主訴の顔面神経麻痺はもちろんのこと、
糖尿病の経過を良くする治療も取り入れることが大切であると感じた。
60代 男性