感動した治療book

2012年02月17日(Fri) 耳のつまり感

ネット検索により来院された患者様。
数年前に階段から転倒され、鎖骨や肋骨を骨折されました。
1ヶ月以上入院したものの、肺に水がたまったため、手術ができず、
結局骨はきちんとくっつかなかったそうです。

そして怪我から半年ほど経つと、徐々に両耳のつまり感が出現し、
頭まで重たく痛み、夜も眠りにくくなってしまいました。


初回の治療後、2、3日は同様に首の緊張(張り)と耳のつまり感を感じた
そうですが、その後、日によってはつまり感を感じない日も出てきました。
気候の影響もあり、寒いとよけいに耳の調子が悪かったそうです。

3回目の治療の頃には、耳の症状は午前中はましであり、夕方疲れてくると
出現するというふうに変わっていました。

耳の症状は、難聴(聞こえにくい)、耳鳴り、耳閉感など、多様です。
そして肩こりや頭痛などに比べ、治療直後にものすごくすっきりして、症状が
完全になくなる…とはなかなかならず、長期的な治療を必要とすることが多いです。

ですが、数カ月後、あるいは1年後と時間が経過した時に、当初の状態と比べると、
確実に症状は軽減していることに気づくものです。
この方は、そういう意味では、わりと変化がすぐ現れるほうだなと嬉しくなりました。

耳の症状でお悩みの方は、じっくりと腰をすえて治療に取り組む気持ちで、お越しいただければ
と思います。治療を継続されればきっと、主訴である耳の症状以外にも、慢性の肩こりや頭痛が
なくなり、元気に毎日過ごせている自分に気づくはずです。

60代 女性