40代女性 紹介
平成14年に出産してから発症した多汗症の治療のため、1ヶ月1回のペースで治療をうけていたところ、年末から原因不明の排尿痛、血尿、下腹部の張りを感じるようになり、内科の出す抗生剤を服用するが全く症状は楽にならず時間だけが過ぎていき、年が明けてからの平成24年1月末には痛みで起き上がることもできなくなられました。泌尿器科で改めて診察を受けエコーをとると排尿後の膀胱にあるはずもない尿が残っていることがわかり、いままでの排尿痛や下腹部の張りは残尿の為と判明。
そこで今までの多汗症の治療とプラスして膀胱症状の改善を図る「ヒップアップコース」を勧められ全身治療と並行してコース治療をうけるようになられました。
ヒップアップコースは骨盤周囲の筋肉がリフトアップされ、おしりが小さく引きあがる効果とともに、腰から臀部に集中治療をほどこすことで骨盤腔内の血流もアップする治療である。現在コースを初めて3回目ではあるが、症状は緩徐に改善し、半年間も悩んできた排尿痛からやっと解放することができました。
一般的に知られている膀胱炎は大腸菌などが膀胱に上行しておこる炎症のことであるが、今回はストレスなどによる自律神経の乱れにより交感神経が異常に亢進して、その作用の一つとして尿を排出せず溜める働きが高まりことで膀胱内に常時尿がたまってしまい、細菌がないにも関わらず、排出されない自身の尿により膀胱内が不潔になり膀胱炎様の症状がおこった「神経因性膀胱炎」が改善したケースです。
鍼灸治療は自律神経の乱れを整える作用があるのは最近ではあまりにもよく知られてはいるが、「ヒップアップコース」でさらにその効果は高まり、不快症状がよくなるとともに、長い間苦しんだ分、このコースのおかげでお尻が小さくなるというご褒美もあったと、喜ばれていらっしました。