数年前から月経と月経の間に不正出血がありました。元々、月経の周期が安定したことがなかったのであまり気に留めていなかったのですが、さすがに1ヶ月のうちトータルで3分の1もの間出血していると話すと、婦人科で診てもらえと周囲がうるさいので受診しましたが、そのときは問題は見つかりませんでした。不正出血も排卵時出血だろうとのことで安心していました。
仕事が忙しくなって月経も重たくなってきた頃、性交時出血ありました。1回だけではなく数回続いたので改めて婦人科を受診したところ、子宮頸がんの検査で?aの判定が出ました。「癌ではないとは言い切れないけど多分違うんちゃうかな」ということだそうです。そのときに子宮内にポリープが見つかり、このポリープが邪魔をして排卵時出血があるのではないかと言われました。とりあえずピルを服用して子宮を休めて様子を見ましょうということになりました。
当時つき合っていた人はたまたま鍼灸師だったのですが、この診断結果を聞いて「谷九にまり鍼灸院というところがあるから行ってみて」と薦めてくれました。というよりは半強制的に行かされたカンジだったので渋々受診したのですが、先生方やスタッフの皆さんが明るくとても穏やかだったので、リラックスして施術が受けられました。
通い始めてわりと早い時期から、脚のむくみが軽減されたこと、肩こりが緩和されたこと、右頬にあった大きなシミがみるみる薄く小さくなったことに驚きました。鍼灸は想像していた以上に激烈に効くんだなというのが正直な感想です。半年ちょっと経った頃には生理痛がほとんどなくなったことにも気づきました。その間も婦人科で検査を受けて癌ではないことは判ったのですが、相変わらず判定は?aで、なかなか良くならないなと気落ちしたことも何度かありました。それでも徐々に効いていたようです。
意外だったのが、鍼灸は精神面のケアにも優れている点でした。もちろん先生方の心遣いが行き届いているからでしょうが、前述の彼氏と別れたと言って泣きながら伺った日も、伯母の葬儀帰りに伺った日も、婦人科の結果が良くならなくて落ち込んだ日も、ゆっくりお灸をしていただくと緊張が解けていくのが分かりました。心と体って繋がっているんだなと実感しました。
約1年が経とうという頃、婦人科の主治医から「ポリープが小さくなったよ」と教えられました。最初に受診したときは16mm×5mmの大きさだったものが8mmだから約半分になったとこのことでした。ピルで子宮を休めているせいもあるとは思いますが、鍼灸との相乗効果でこんなに早く小さくなったのだと思います。快方に向かっているんだと思うと涙が出そうでした。このときも判定は?aでしたが、かなり期待の持てる結果でした。
初めは半信半疑でしたが、鍼灸師に薦められた鍼灸院は安心でしたし、通ってみて体の1箇所だけでなくいろんな箇所に良い変化が見られるので、治療のたびに感心しています。これほど効き目の強い薬だと心配ですが、鍼灸は安全なのが嬉しいです。先生方、スタッフの皆さんに感謝です。本当にありがとうございます。
36歳 女性