昨年の暮、突然右足に痛みがはしり、水苞と紅斑が現れた。
患者様は救急で病院へ受診したが、そこでは虫刺されと診断され塗薬を処方された。
塗薬を患部に塗るも、水苞と紅斑が右足付け根からふくらはぎまで一晩であっというまに広がり、
また痛みのため夜も度々覚醒し、
「ゆっくと眠る事もできないと。」嘆いておられた。
後日別の病院へ受診され、「帯状疱疹(ヘルペス)」と診断を受け、投薬と塗薬を処方されるも、
痛みは治まらず、また別の病院へ行かれた。
そこで医師より「帯状疱疹(ヘルペス)の改善には、鍼灸治療が効果的である。」と言われ、
ご自宅近くの、曽根院へ来院された。
曽根院来院時には、ヘルペス発症から約1ヶ月と経過していたため、
水庖や紅斑は広範囲に広がり少し皮膚にものが触れた
だけで、激痛がはしるといった状態であった。
そのため、夜も痛みで目が覚めることが少なくなかった。
ヘルペスによる痛みを少しでも早く良好へと導くため、当初は週3回の鍼灸治療を行った。
2回目の来院時、問診の際に
「そういえば夜、痛みで目が覚める事はなかった。」と言われる。
治療開始 3回目の折、今まで痛みのため足を軽く屈曲することもままならなかったが、
できるようになったと喜ばれる。
治療開始 8回目には、正座が出来るまでに改善された。
また、右足付け根からふくらはぎまで広がった水苞や紅斑も薄くなられた。
治療約1ヶ月の現在では、仕事にも復帰し、笑顔の回数が増えてきた。
鍼灸による全身治療では、全身に気血水を巡らすため、血色も良くなられ、
「ヘルペスの治療にきたのに目の下のくまも薄くなった。」と喜んでくださった。
帯状疱疹(ヘルペス)はできるだけ早目の治療をおすすめしますが、
この患者様のように発症から少し経過してからでも、鍼灸治療により改善へと向かいます。
帯状疱疹(ヘルペス)特有の痛み(神経痛)や症状でお悩みの方には、
鍼灸治療をお勧めします。
患者様の痛みや苦しみを打ち明けて下さい。スタッフ一同症状が良好へと向かうよう
治療させて頂きます。
60代 女性